-
- 聖火カガリビ神殿編
- 遮音ノ界門編
- 無音世界編
- 無の極点編
-
ついにキボウとの邂逅が果たされた！ユーキが渡した希望ノ剣で、キボウはノーサウンドを撃破する。しかし、ノーサウンドが最後の抵抗として引き起こした大爆発によって、ユーキたちは空間ごと吹き飛ばされてしまう。目を覚ましたユーキとウタイの眼前では、「聖火騎士隊」と「音黒騎死団」の激戦が繰り広げられていた。「聖火騎士隊」はすでに存在しないはずの罪音四戒の一角「セイ死ヴァリエー」と戦っていた……。
- 想い育む騎士隊長・カータリィ
- 託した想い・イフェンス
- 未来へ繋ぐ決意・パリディヤ
- 羽休めの大樹・イネルス
- 諜報の歌・ケノーヴァー
- 勇者讃歌・マルコス
- 初陣の聖歌・ンティフォマ
- 猛る乙女の凱歌・タルチピカ
- 殄滅の炎・セイレヴァティン
- 黒嗤の従騎士・エスクワライア
- 哭死の剣・セイ死ヴァリエー
隊長として、想いを、力を次代へと繋ぐのは責務。若者たちが一人前の聖火騎士となるその日まで、教え、導き、そしてあらゆる脅威から守り通す！数多の傷はこれまで仲間を救ってきた証。己が大剣を次代へ託し、イフェンスは進む。音言界のため、仲間のため、強敵セイ死ヴァリエーへと続く道を切り拓く──！共に過ごした仲間がいる。見守り続けてくれた先達がいる！師から託された大剣を手に、パリディヤは音黒騎死団に立ち向かう！刮目せよ、これが聖火騎士だ！才能が抜きんでていたわけではない。イフェンスの指導を信じ、弛まぬ努力が実を結んだからこその聖火騎士隊副隊長。今、その力を振るう時──！かつて潜入調査で敵に捕まるも、自陣の情報を一切漏らさず帰ってきた。そして、今も情報収集のスペシャリストとして活動する彼女に仲間たちは厚い信頼を置いている。「モンスタースレイヤー」ことタルチピカ…自伝を書く上で彼女の様な二つ名が欲しいと思っていたところ、相応しい敵が現れた！これで自分の名に箔がつくと大喜び。最年少で控えめだが、根はとても勇敢で負けん気も強い。「みんなから一人前の聖火騎士として認められたい！」そんな想いを胸に、音黒騎死団との戦いに臨む。音言界を守るべく音黒騎死団に斬りかかる彼女の姿は勇猛果敢。しかしその実、密かに乙女趣味であり、無類のカワイイもの好きだということは誰にも知られていない。セイ死ヴァリエーの懐刀とも言える精霊。己の意思が存在せぬが如く、無気力無感動で従順に主の命を実行する。隷属しか知らぬ彼女に自我は存在するのか。セイ死ヴァリエーの忠実な従騎士。始終笑みを浮かべながら主人の身辺を世話している。卑屈にも見えるその笑顔は、主人に奉仕する喜びか、他者を愚弄する嘲笑か。忌々しい音楽への感情が暗き力となって内より溢れ出し、破壊衝動の化身となる。耳に届く歌や音楽が滅するまで暴威を振るい続け、正気を取り戻すことはない。 -
過去から現在へと帰還したユーキとウタイ。仲間達との再会を喜ぶ間もなく、キボウから、無音世界の神「ムオン」が言霊界と音言界をなきものにしようとしていることが語られる。しかし、それに対抗する手段として、言霊界と音言界の勇士が立ち上がり、「音言連合」が結成された！ユーキ達は先遣隊と共に、無音世界への番人「エルレシェント」が守る「遮音ノ界門」を目指す。門をこちら側から開くことができるのは、唯一ユーキのみだとキボウは言う。その理由と共に、ついにユーキ出生の秘密が語られる……。
- 先遣隊長・カレン(音言連合)
- 楽器部隊長・セトリスタム
- 支鬼欲の神・イーニャン(音言連合)
- 聖火承撃・イスルト
- 蒼命医・ウォン=クーロン(音言連合)
- 不滅傑作・エンドレスアジンガー
- 神曲仕掛けの・デクアルテット
- 聡明なる執事・ンシャープ
- 創生混魂・タクハタノビヒメ
- 木闘・ケイボオオン
- 漂う刃・ラクシャノン
- 遮蔽斬衛・エルレシェント
隊長の難しさを誰より知っているからこそ、気を抜くことはできない。だが、やりがいも誰より知っている。それをセトリスタムと分かち合い、先遣隊は突き進むのだ！世界を守れという使命のため突き進む道の途中で出会った新たなる仲間たち。その出会いによって得た気付きと、湧き上がる想い。未知の感情が今、彼を突き動かす……！せっかく二人きりだったのに、音言連合に参加するとか、ここが死に場所かもしれないとかなんなの！世界が壊れたら一緒にいられないから、手伝うしかないじゃない！世界を守る使命を受け音言連合に参加。猪突猛進な性格だったが、セトリスタムとの鍛錬で連携の重要性を学ぶ。代々の隊長の想いを背負い、敵に挑みかかる！古より魔女に生かされた命。その意味を知るために、鬼神の力で皆を護り続けてきた。言霊界と音言界、二つの世界の消滅の危機で辿り着いた、永き生の意味とは…！言霊界の叡智で、ボディはスマートに、性能は無限に！招集された言霊界屈指の技術者たちが、最終フォーム「エンドレスアジンガー」を完成させた！無音軍と接触し、彼らが相容れない存在だと痛感した。ならばやむをえない。平和主義者であるからこそ、平和を守るべく鬼となろう。先陣を切り敵を屠らん。ンカーポの下での働きぶりは、他の音言神も一目置くほど。その手際の良さを見込まれて音言連合先遣隊に参加することに。ンカーポも鼻高々だ。性格は真面目で、責任感も正義感も強い彼女である。両親のために、そして言霊界と音言界のために戦いに参加したのは事実である。が…それ以外にも理由があるとか？古より門番として仕えてきた寡黙なる戦士。自らが静黙なる環境を欲す身のため、無音の世界は必須。戦いの後は屠った敵を鎮魂するため、黙祷は欠かさない。かつては名の知れた歌手だった。だが他人を愉悦させるだけの歌唱に心は蝕まれ自我を失う。現在では唱歌を否定し、音を楽しむ者全てを憎んでいる。未だ嘗てない強者に見え、己の未熟さを痛感した彼は覚悟を決める。最早威厳などどうでもよい。如何に不様を演じようとも、不届き者はここに留めおく覚悟だ。 -
打倒ムオンを掲げ、ユーキ一行は音言連合の勇士たちと共に、ついに「無音世界」へと足を踏み入れた！ユーキはムオンの気配を感じるままに、重苦しい無の世界を進んでいくが、ムオンの「武器」である「ツァイルトーン」の攻撃によって、一行は散り散りになってしまう。意志が弱ければ飲み込まれ「無」へと堕ちてしまう過酷な世界で、勇士たちはそれぞれの敵を倒せるか。そして、言霊界と音言界、二つの世界の光の子であるユーキは、彼らの光の道標となれるのか……。
- 蒼命医・ウォン=クーロン(音言連合)
- 大欲清浄・アイ(音言連合)
- 黄泉がえりし友・ヨヨヨミ(音言連合)
- 終辛ノ剣・ツラミ(音言連合)
- 心ノ刃・ココロ(至境)
- 守るべきもの・マモル
- 攻雨戦線・ハ竜ケーン(音言連合)
- 流音龍・ン流バート
- 創生混魄・カツナヒコナ
- 無への勤仕・ツァイルトーン
古より魔女に生かされた命。その意味を知るために、鬼神の力で皆を護り続けてきた。言霊界と音言界、二つの世界の消滅の危機で辿り着いた、永き生の意味とは…！無関心を続けることは、興味を持つより難しい。故に世界の行く末も、ツラミやウラミのことも放っておけない。我欲を超え、言霊界を…いや愛する世界を護るが、大欲。ツラミの持つ人形を破壊の危険に晒してまで依り代とし、言霊界に再び顕現したヨヨヨミは、ツラミと共に音言連合に合流する。鍛えた心とその力で、世界を護るために！神託ノ楔を内に封ずるがゆえ、決戦に備え、新たな力を生み出した！辛苦を耐えてきたツラミだからこその皆の辛みを切り裂く剣――終辛ノ剣を手に、最後の戦いに臨む！かつての愛刀を手に次から次へと無音軍を切り伏せて行くココロ。宿命を受け入れた友のため、障害を全て取り除くことが自分の役目と決意して。音言連合の戦いを見たマモル。皆の強い意志、崇高な姿を目にし、マモルは忘れていたものをついに見つける！彼が守りたかったもの、それは世界を守るという約束。勇言隊技術部が総力を挙げて開発した鉾で、ハ竜ケーンは能力の制御に成功した。無尽の雨粒すら手足のごとく自在。この恩に必ず報いると、鉾を持つ手に力がこもる。「音の流れを作り出す力」を持つだけあり、音への思い入れは人一倍。ゆえに無音軍とは根本から相容れず、徹底的に戦うことを決めた。両親の名代を務め上げたいのも本心。悪を憎み、正義を証明したい気持ちも本物。…だが、ついでにタクハタノビヒメとの勝負にも勝ちたいと考えているのであった。「ムオンの武器」として役に立てることを無上の喜びとし、武器として扱われることで本来の力を発揮する。揺るぎない信奉心で心を染め上げ、無慈悲に対象を切り砕く。 -
音言連合の仲間と協力し、ムオンが待つ「無の極点」へと辿り着いたユーキ一行。ついにその姿を現したムオンとの、最後の戦いが始まった。二つの世界の光の子。その責任感と決意を胸に、ユーキは怒涛の進撃を見せる。幾重もの攻撃をかいくぐり、ムオンの眼前に迫ったユーキは決着の一撃を放つ。だが……！？ユーキが辿った旅。言霊界、音言界、そして無音世界……。その冒険の旅路に、ついに終止符が打たれる！
- 無を裂く光・キュウセイ
- 二世界の共想・ウタイ＆シノブ
- 終辛ノ剣・ツラミ(音言連合)
- 心ノ刃・ココロ(至境)
- 次代を担う翼・イシンジ
- 未来を拓く剣・ウィナス
- 無界神・ムオン
二つの世界の光の子ユーキは、言霊界の光の双子キボウとウラミとひとつになり、二世界のあらゆる力の加護を受け、無を裂く光「キュウセイ」として生まれ変わる！言霊界の想いも合わさり「音言協奏曲」は初代コンチェルトも想像していなかった新たな旋律として湧き上がる。二世界の想いが、無を討つ力として無音世界に響き渡る！神託ノ楔を内に封ずるがゆえ、決戦に備え、新たな力を生み出した！辛苦を耐えてきたツラミだからこその皆の辛みを切り裂く剣――終辛ノ剣を手に、最後の戦いに臨む！かつての愛刀を手に次から次へと無音軍を切り伏せて行くココロ。宿命を受け入れた友のため、障害を全て取り除くことが自分の役目と決意して。当面の目標は最強の自警団！勘違いでただの旅行者を追いかけ回したりもするけれど、大事にならずに済むのはクールに止めてくれるウィナスのおかげなのかもしれない。クールで孤高な強者を目指しているのにそんな理想の姿はせわしない相棒に乱される。イシンジの言動に感情を乱されず冷静に対処する事が理想への第一歩！鍛錬は続く。「有」を蝕み喰らい尽くさんと、無音世界の神は刹那荒ぶる――。不快なる音と言葉の擾乱が静まり、波紋ひとつない湖面のような穏やかな無が、全てを包み込むまで。
-
