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プロデューサーレターvol.24

いつもコトダマンを遊んでくださり、ありがとうございます。
プロデューサーの大槻です。

まずは、コトダマンが5周年を迎えられたこと、この場を借りてお礼申し上げます。

先日は「コトダマンミュージアム」にてコトダマーの皆さんと直接お会いすることができ、とても嬉しかったです。コトダマンをプレイしてくださっている方々と実際にお会いすることで、あらためて感謝の念を抱くとともに、ますます頑張っていかなくては、と身が引き締まる思いでした。

さて今回は、2023年9月頃までのロードマップを元に、いま運営チームが考えていることについてお伝えします。

 

直近で実装していくもののうち、「マルチ連戦機能」や「ランキング機能」などは、自分以外のコトダマーの気配、つまり同じ時間、同じ気持ちで「共闘」している仲間でもある存在を、より感じてもらえるような「体験」を生み出すべく設計したものです。

「誰かと一緒に遊ぶゲームは楽しい」これは、誰もが一度は経験したことのある気持ちではないでしょうか。ゲームそのものの面白さに加え、面白さを誰かと分かち合えば、楽しさは2倍にも3倍にも膨れ上がります。

一方で、深すぎるコミュニケーションを強いられることは、現代においては「ちょっとシンドイな」と感じることも多いですよね。コトダマンは、仲間の存在は感じつつも、そこに負担を感じない程度の距離感もしっかりと調整できるようにと考えています。

また、今までのコトダマンでは、新機能や新システムを実装したものの、実装後に調整や見直しができないことが多々ありました。

これは、新たな遊び・新機能を「お届け」することを優先してきたためであり、良い意味では「新たな遊びをつくることに全力であった」と言えますが、一方では、「振り返りが足りていなかった」「中長期的な体験の設計を重視できていなかった」とも言えます。

現在、運営チームはそれらの反省を活かし、実装後に更にブラッシュアップできる体制を目指して動き出しています。

もちろん、完璧な状態でリリースすることが我々のミッションではありますが、一度リリースしたものを皆さんのニーズや遊び方に合わせてブラッシュアップしていくことも、同じくらい重要なことだと認識しています。

現在、運営チームは二つのテーマに取り組んでいます。

ひとつは、新しく始めてくださるユーザーさんたちが、よりコトダマンの「ゲーム」としての面白さに触れやすい環境をつくること。

コトダマンの「ゲーム」としての面白さには複数のポイントがありますが、ここでは単純なことば作りを一段階突き抜け、ことば作りのコツを覚えた状態を指しています。

例えば「い」軸「う」軸という概念を知って使いこなせるようになったり、所定のテーマのことばやロングワードを使いこなせるようになると、コトダマンってより面白くなりますからね。

そのために、今までブラッシュアップできていなかった過去のシステムなどにも手を入れ、ロードマップ中の「始めたばかりの方が遊びやすくなるアップデート」「クロニクルの遊びやすさアップデート」をリリースできるよう準備しています。

もうひとつは、長く遊んでくださっているユーザーさんたちがこれからも継続して楽しめるような、イベントや新機能の開発です。どんなエンタメコンテンツでも、同じことの繰り返しでは飽きてしまいますからね。

そこで、「新たな能力を持ったコトダマン」「新たなコトダマンの育成要素」のリリースに向けて準備を進めています。また、現状のロードマップ内で「???」となっている部分の企画設計にも、取り組み始めています。これらについては、また時期が近づいてきましたら、皆さんにお知らせします。

以上、ロードマップについて詳細をお話ししましたが、いま私たち運営チームが考えているこれらの形は、もしかしたら完璧な答えではないかもしれません。それでも、私たち運営チームは、トライし続けようと覚悟をしています。

時に盛大に間違ってユーザーの皆さまに叱られようとも、諦めずに改善し、その繰り返しの結果、コトダマンというゲームが皆様に愛されるゲームになれば良いと思っています。

エンターテインメントは、長期にわたり運営を続けていくことでユーザーさんとの関係性も深まる、そう思っています。

運営型アプリゲームには、「決められた終わり」は設定されていません。終わりが設定されていないコンテンツというと、テレビのバラエティ番組が思い浮かびます。バラエティ番組にも、最初から「終わり」は設定されていませんよね。

とある名司会者が出演していた究極のバラエティTV番組は、視聴者に愛され、32年間続きました。私たちも、30年以上続くようなエンターテインメントを目指しています。

お子さんが学生になって、社会人になって、おじさんおばさんがおじいちゃんおばあちゃんになって。そういう時間をともに歩んでいけるような、ずっとそばにある存在になれたらいいなと思います。

私たち運営チーム一同、これからも誠実にユーザーのみなさんと向き合っていく所存です。そして、10周年、20周年、30周年も皆さんと一緒に迎えられることを楽しみにしております。これからも、応援よろしくお願いいたします!

 

共闘ことばRPG コトダマン
二代目プロデューサー
大槻一彦