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四話・震える虹は螺旋に陰る


「モグリ諸君!空気を読みたまえ!
矯正してやらん事もない!」
あー...いるわな、いるよこういう奴等。
自分発信で自分帰着じゃないと気が済まなくて、
自分しか愛せないって具合に...
しかもそれが組織になっていて、
自称天才賢者様は
ルールを乱す俺等の事が
「なんかむかつく」と。
へいへい...とりあえずね、
君らじゃ話にならないから、
「つぎはおとなのかたとくるようにね?」
って言ったら睨みつけながら殺すぞって。
ははっ、上げられんじゃん?
目線。
ダチ公が話を聞くとかで
その場は収まったけど、
その日の夜、
話し合いするとかで呼び出されたら、
目の前には賢者様と
同行の女が傷だらけで倒れていた。
クーロンの治療により命は助かったが、
問題は傷をつけた加害者が
昼間あんな明るかった
イシュタルテだっていうんだから
どうにも解らねぇ...。
「もう嫌...戦いたくない...
こいつらの為なんか...嫌ぁ...」
このまま放置したら、
また恨み晴らさんと襲い掛かるだろう...
綺麗に光るだけの芸人かと思いきや、
剣の腕は本物だしな...。
ダチ公が自分の力で
闘いや怨恨の感情を封印して、
普通の生活に戻すのはどうか?
と提案した。
でも根本の解決を......ん?あれ?
なぁ...お前の眼、
そんな...渦みたいだった......か??

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