ユーキは国境を越え、魏・呉・蜀の三国が覇を競う「三語句地」へ足を踏み入れた。すると意外なことに第四の勢力、タイ公ボーグ率いる流浪の軍が最も力をつけていた。タイ公ボーグにさらわれたコンチェを取り戻すため、ユーキが自分で考えて取った作戦は、シノブとウタイを裏切るような言動から始まった。ユーキの一見、身勝手な振る舞いは、蜀の武将たちも無理やり巻き込んでいく。
人と情報の集まる港町「デルハイール」。ユーキが偶然出会った街の有力者アルパン。彼が主催する武闘大会に優勝すればココロの情報を得られると聞き、ユーキは出場を決意する。ロワイヤル、忠忍軍、サン死ゴエモン……それぞれの違った目的を持つ強力なチーム同士が激しくぶつかり合う!そして主催者アルパンの思惑とは……
ココロが向かった先は学園都市マジワド。そこにはココロとカレン三姉弟の母校があった。ところが、校長のングライズが咎人化して暴れていた。ングライズを咎人にしたのは無言蟲の媒介者・マズム。彼は無言軍の幹部「三大巨言」の一人である。ユーキは、他の先生方、そしてカレン三姉弟と手を組み、ングライズとマズムを浄化して、ココロを探そうとする。そこで発覚したココロの目的は、自分の過去の抹消――つまりマジワドの壊滅だった!