無言大戦から暫くの後――音言界では「音遺物」と呼ばれる音言界の至宝が6つ失われていることが発覚。音言界を揺るがしかねない事態に、音遺物の守護を司る音聖神たちは危機感を募らせる。一方、咎人の脅威が過去のものとなりつつあった言霊界だったが、新たに謎の力の影響が各地のコトダマンに現れており、ユーキたちは違和感を抱いていた。
新たな音遺物を求めて工業都市ナットヴィルにやってきたユーキたち。無言大戦後の復興で活気づく街だが、一方で治安が悪化しているという話も……。戦律レーダーは街のシンボル「機械塔」に音遺物があることを示す。迷路のような塔に進入するため機械工房αカンパニーの協力でレーダーの改良を進めるが、すでに機械塔を中心に混乱の歯車は回り始めていた……
3つめの音遺物を求めて言冬王国へとやってきたユーキ達。しかし、かつて言冬王国を我がものにしようと目論み追放されたデタイが勢力を拡大、王国への侵攻を狙っており、勇言隊が戦律の調査を進められる状況ではない。ユーキ達は、勇言隊として先に現地で別の任務を行っていたカレンとともに、言冬王国に援軍として加わる。デタイ軍の侵攻が始まり、王国は応戦状態となるが、敵兵の顔に邪歌姫と関係があると思われるアザが見つかる。