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- 和声ノ大陸編
- 音調ノ大陸編
- 律動ノ大陸編
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キボウのもとに向かうため次元の扉を抜け、ユーキ達は「音言界」へ。音聖神と邂逅し、キボウのもとへゆくためには三つの「音塊」が必要だと知らされる。そのとき、音塊を祀る各神殿が同時に何者かの急襲を受けているという報が届く。封印されていたノーサウンドの部下が目覚めたのかもしれない……。音言界の窮地を救うため、音塊を守るため、ユーキたちは三手に分かれて各神殿に向かう！
- 和声の守護精・ティンクアルコ
- 奏でし使命・インテンペリ
- 目覚めた天才奏者・ザントラン
- 独奏閃怒・インプルート
- 単簧クラリス・ランパステマネ
- 縁の下のCb・ティダイソニア
- 戦ツリーチャイム・エサソデ
- 美ハルス・ンテンコルカ
- 壊滅音感・ノルガ流ーキー
- 駄落打楽・レイズィリズム
- 重奏爆激・モライドーン
- 怖響割音刃・ソディナンス
真聖交響楽団のコンサートは世に調和をもたらす神事……故に不協和音楽団によるハーモニー神殿の襲撃は、世を乱す大罪。今こそ我ら楽団が、守護の交響曲を奏でし時！ザントランと私では、演奏に対する意識が少し違う。私が腕を磨くのは、この音言界のため――不協和音楽団の襲撃で呼び起こされる使命感。それが今、音色に宿る。音楽が好きだから、楽しいから、この楽団の一員だった。それでよかった。不協和音楽団が現れるまでは…。その凶行やインテンペリの奮闘を目の当たりにし、天才覚醒。不協和音楽団の襲撃により神事であるコンサートが中止、音言界に危機が訪れた。その時貴公子の胸に湧いたのは、自分の聴衆の安全を脅かす悪に対する底知れぬ怒り。和声ノ大陸を守るため、ランパステマネは再び表舞台でクラリネットを吹く！それは大好きな楽団のため裏方になったのと同じ理由――音の調和を守るという決意からだ！縁の下の力持ちの重低音楽器・コントラバスを手に暴れ回る！彼女が誰にでも代われるように、彼女にも代わりはいる。そう、だからこそ全力で戦える！大陸守護のため楽団が動く中、自分も戦わせてほしいと願い出る。「無い袖は振れぬ」と皆に反対されるが、ティダイソニアの進言をティンクアルコが受け、戦うことに。この大陸は楽団が守る！エサソデが戦うらしいけど…大丈夫かな？もう少しちゃんとしてくれれば、あたしもデートぐらいは、ね？でもまずは、この戦いに勝たなくちゃ！自らの壊滅的音感に絶対の自信を持っていた彼だが、それ以上の感性を持つソディナンスに衝撃を受け、以後彼女に仕える。耳障りな音言界など消えてしまえば良い。天性のリズム感の悪さに、コンプレックスを持つ女霊。その音楽性のなさを受け入れてくれるソディナンスに付き従う。完成されたリズムや音楽に嫉妬し、それらを破壊する！古の封印が解かれ、久方ぶりに彼は世を見つめる。昔と何も変わらず、つまらぬ音楽を弾く輩がまだ存在している。楽器を奪って壊しくっつけて、この剣に使ってやるか。忌まわしき音塊・音言界を破壊するため、封印されていた不協和音楽団を再結成。崇拝するノーサウンドの復権を邪魔するものは「罪音叫剣ゾウオン」で切り刻む。 -
「智」の音塊を守るため、音聖神の力で音調ノ大陸へと転移してきたウタイ、シノブ、コテン。音塊が祀られている神殿へと急ぐも、オンサイズ率いる「騒邪音団」が襲撃してきており、「聖神歌劇団」が懸命に防衛している最中だった。ウタイたちは聖神歌劇団と共闘するが、騒邪音団の不快なノイズに苦しめられることに。皆を助けるため、コテンを中心にノイズに対抗するための装置開発を急ぐ！
- 學で剣も強く・コテン(研鑽)
- 天声の主導・オッフェンバックル
- 悪滅の唱撃・ウェルテルドラ
- 逆襲の甘美・ウェリズモレク
- いつかは花形・スリスバティ
- 頼れる背中・フォラトリオン
- 闘争教師・ンルバシェーナ
- 陽光に響く歌・ホルトリー
- 絶叫精霊・アウルセース
- 邪魔ジャマー・モノ魔トベア
- 雑音信奉・ボイスレイヤー
- 全音厄殺・オンサイズ
コテンは気付いた。己の満足のためだけに知識を得るのではなく、他者のために使う！それが、相手の助けになったときに、もっと素敵な気持ちになれることを！苦手な役目を任されて、もがくなかで騒邪音団の襲撃があって…その先で、新たな自分に会えた。羽が生えたように歌声は伸び、至高のレチタティーヴォが奏でられる。彼女の見る目は間違っていなかったのだ。あのオッフェンバックルが見事に歌劇団をまとめ上げている。あとは自身の歌声を重ね、歌劇団として更なる高みに昇るだけ。プライドが高い者、自分が負けるなど微塵も思っていない者。そういう手合いの吠え面を拝みたいとSの心が躍るのだ。まさに騒邪音団などはもう、格好の標的だ。ただ憧れるだけだったあの頃とは違う。夢との距離が近づいた時、それは確かに手の届く「目標」になるのだ。その目標を阻む騒邪音団の強襲…戦いの舞台が幕を開ける！歌劇を支える重唱の力が、有象無象の騒邪音団、オンサイズの信奉者どもを薙ぎ払う。主役の見せ場を作るまで、露払いは続くのだろう……。彼は誰よりも舞台を愛した。故に舞台を目指し彼を慕う生徒たちのことも愛した。だからこそ戦う。騒邪音団の輩を倒し、大切に育てた小さな花を護るため──！寄り添ってくれる師ンルバシェーナと、共に手を取ってくれる友。出会いが彼女の力になった。それでも結局、舞台――そして戦場では一人。だけどもう怖くない！嘗てはか細い声で小粒ほどの存在だった精霊は、オンサイズから力を授かり強靭に生まれ変わった。知らなかった。五月蝿いと言われることがこんなに気持ち良いとは。オンサイズを奉じる豪胆な偉丈夫。音の調和を嫌っており、綺麗な音をかき消すため、ガサツに笑い、絶えず音を出し続ける。たとえそれが「雑音」と呼ばれようとも。オンサイズの腹心であり書記官であり狂信者。綺麗な声や虚飾に満ちた言葉も憎む。自らも大半の声を封印する徹底ぶりは、仲間内でも畏怖の対象となっている。紳士的な表情が消える。彼の逆鱗に触れた証拠だ。覚悟しなければならない。あらゆるメロディー、言葉だけではなく、命をも刈り取られることになるだろう。 -
ヨルベとウシナが転移してきた律動ノ大陸もまた、「絆」の音塊破壊を企む敵の襲撃に苦戦していた。団結力を強みに戦う「光誠舞踏団」が善戦するも、規律のない混沌とした攻撃にリズムを乱されてしまう。ウシナはリズムに代わる主旋律として歌を思いつくが、過去の罪の意識に苦しみ声が出せない。罪音四戒「デストカオス」の攻撃から律動ノ大陸を守るため、ウシナは再び歌うことができるのか！？
- 言葉神・キボウ(剛輝)
- 三重なる唱歌・ウシナ(贖罪)
- 個性の躍動・トリグラファス
- 美の黒影・オディルヴィトー
- 解放の舞い・ヴェレシュ
- 星を掴む・コリフェー
- 新しい風・モネージュ
- 最後が肝心・ンベランス
- 宵の極光・ソリャーセ
- 歓喜の撲歌・ロムニバスレイル
- 病質光舞・ボールドブラン
- 酷虐の剣・ゲッツバル歌ル
- 混沌の瘴姫・デストカオス
- 葬曲神・ノーサウンド
世界を守る勇気と共にその手に戻った希望ノ剣。砕けた言ノ葉は言霊を運び、言神の――いや、皆の想いを心に伝える。立て、新たなる言葉の神よ！希望の光は今ここに！心に響く、懐かしく暖かな声に激励されたウシナ…。ヨルベにも支えられ、歌う勇気を取り戻した！奏でる歌に受けたる加護は、音言界の力。―その身に宿し、敵を討つ！集団としての強さを重んじるあまり、団員の個性も、己の力すらも抑え込んでしまっていた。気付きを得たプリンシパルは解き放たれ、ウシナの歌声と共に、舞う！あの堅物団長がアドリブで踊り、戦っている。ヴェレシュと共になんとも勇ましく。割り入りたい気持ちを今は抑える。ヴェレシュがとても嬉しそうだから。光誠舞踏団のチームワークやトリグラファスの統率力を否定したいわけではない。ただ団員の個性を、そして何より自由に踊る貴方を見たかった。その願いが、今叶った。心に秘めた夢「プリンシパルとして踊りたい！」。仲間たちに応援されていると知って、後ろめたさは吹き飛んだ。あたしは決して諦めない──！新しい風が色々なモノを吹き飛ばしていった。群舞に自由は無いなんて、一体どうして思い込んでいたんだろう？清々しく舞い上がる風に心が躍る。舞台でのレベランスは、観客への感謝のしるし。例え敵でも、戦いの中で私たちの群舞を見てくれるのなら、それは観客。とびきりのレベランスを敗者に贈ろう。舞台に立つと感覚も心も研ぎ澄まされ、自分が自分でなくなっていくことに恐怖を感じる。だが、皆を守る力となるためソリャーセは舞台に立ち続ける。うっとりとした表情を浮かべ、得物を握った手はウズウズと落ち着かない。目の前の生命をデストカオスに捧げ、その歓喜を歌と詞にしたためるその時が待ち遠しい。美麗な装いとは対照的に、荒唐無稽な舞踊で顰蹙を買いまくる悪魔。如何に蔑まれようとも自らの表現を変える気はない。デストカオスからの評価さえあればそれで良い。彼は整った演奏や歌唱に興味はない。斬撃を浴びせた相手の叫喚、泣哭こそが曲となる。楽器に見立てた相手の悲痛で混沌たる調べが、デストカオスへの供物となる。快活な口調、たおやかな風貌に騙されてはならない。足下の蟻に配慮せぬが如く、彼女は意に沿わぬ者を屠ることに逡巡はない。助かる方法は混沌を授受することのみ。古の封印は綻び、反逆神は動き出す。永き時を経て、なお音楽を奏でる音言界に終止符を。刃向かう者は音言神であろうと言霊界の光の子であろうと叩き斬る！
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