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- 竜言島編
- オウ魔街編
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邪歌姫より先に次の音遺物を回収すべく「竜言島」へとやってくるユーキ達。音遺物は竜言島の有力者である四大武家のもとにあったが、音遺物を邪悪なものだと語る高僧ぞうちょう天海が持って行ってしまう。そこに勇言隊３番隊として邪歌姫を追っていたココロが現れる。ユーキ達と四大武家は音遺物を取り戻すべく、ぞうちょう天海が居する伏竜院へと向かうが、それはユーキ達を誘い込むぞうちょう天海の罠だった！
- 超克の大鎗・ココロ(音遺物)
- 東ノ武神・せい龍じん玄
- 西ノ京武・がらしゃ々
- 南ノ闘将・いえ久びさ
- 北ノ軍神・いけ杉けん信
- 南ノ女傑・はく誾ちよ
- 西ノ明敏・せかち光秀
- 北ノ義愛・ま直あい
- 東ノ鬼神・んやま勘助
- 野獣の教え・ぼう巨う
- 貫進帳・めだし坊べんけー
- 唱撃の光報・ろう砲ねん
- 菩提狂地・ぞうちょう天海
友の言葉がココロに新たなる決意を呼び起こす――贖罪という甘美な苦しみに閉じこもるのではなく、皆とともに、皆のために戦う事を！その想いに音遺物が力を与える！優しき心の奥に秘めた、平和への思いと武への矜恃が、豪槍をにぎる手に力を込める。竜言島の平和を脅かす悪僧と戦うために、竜東当主せい龍じん玄が軍配を振る！「散りぬべき時知りてこそ竜言の花も花なれしゃ々もしゃ々なれ」それが竜西当主の心中にある武人としての覚悟。時は今！がらしゃ々の正義が悪僧を討つ！鎖国状態の竜言島で、好奇心を刺激する騒動が起こるのは大歓迎だが、それでもやっぱり当主で武人。竜言島の平和を脅かす天海に竜南当主の必殺の暗器が煌めく。豪放磊落、洒々落々は竜北当主のほんの一面。ぞうちょう天海から竜言島の平和を守るため、群雄割拠の時代に「竜北の虎」と恐れられた、けん信の槍がうなる！竜言島を襲った未曾有の騒乱は、はく誾ちよを再び戦に誘った。かつての激しい闘志を御する、静穏たる心は明鏡止水の如く――鋭い静謐の一閃を放つ。あの群雄割拠の時代に、たとえ天下を取っていたとしても、それを三日で放棄していただろう。兄ぃの命はがらしゃ々を守るためにあり。敵軍からも、悪い虫からも！惚れ込んだそのときから、どこまでも付いてゆくと決めていた。愛ゆえに、愛をもって、愛のために。その真っ直ぐな想いが家臣のあるべき姿でしょう？ね、けん信様♪そのカン所は侮れず、七割くらいはドンピシャ的中！これも深い知識と慧眼ゆえか。――竜言島を巻き込んだ僧と音遺物の扱いに対し、勘助のカンは、如何に…！己の本能にのみ従い行動するという「野獣の教え」を説く僧侶。自らも気の向くまま暴挙に走り政争を勝ち抜いて力を得た経験から、暴力こそ絶対という考えを崩さない。寺院の修復のため庶民から寄付を募る僧侶。しかし実際は集めたお金は私腹を肥やすために使い切っている。その事実を知った者には引導という名の私刑が待ち受ける。彼女は悟った。考える暇も与えず極楽に送れば、その者は苦しまずに済む。今日もにこやかに、穏やかに微笑み対象を油断させた後、救われぬ魂を砲撃で吹き飛ばす。東西南北地脈に通じ、鬼門龍脈見通す遠妙道の力を使いこなし、暴走した戦律で島の自然を思うがままに操作する。そうして自身のみならず、竜言島を苦行へと誘う！ -
ヨルベが捜していた幼馴染ウシナこそが邪歌姫だった……驚きを隠せないユーキ達だったが、邪歌姫の暴走をとめるため、最後の音遺物を回収するため、ヨルベとウシナの故郷「オウ魔街」へと向かう。オウ魔街が戦い続けている邪悪な存在「デモン」……デモンらが今までにない力を得ていると語るオウ魔街の戦闘集団「オー牙」。そしてデモンの影に見え隠れする謎の存在……戦律調査から始まったユーキ達の音遺物回収の旅の終着点オウ魔街で、音遺物を取り巻く者たち、それぞれの想い、思惑が交錯する。
- 音言界ノ血ヲ継グ者・ウタイ(音遺物)
- 魔ヲ御セシ者・ヨルベ(オー牙)
- 暴魔ヲ禊ギシ者・ドラウマ
- 決意スル器・ウルメ
- 魔狩魔神・ウガカルル
- 太陽の悪魔・ソーラアモン
- アンタが魔獣・ファーザゼル
- オウ魔街の壊物・ゴルゴオン
- 一途な小悪魔・ンベールゼバブ
- 奈落の運命・ナラクシオン
- 水門殲浄・ホウ水モン
- 猛火の熱愛・ラバーミィ
- 煉獄ノ静炎・ゲキゼン
- 亡郷ノ破壊者・ノヴァウシナ
音遺物をめぐり言霊界で巻き起こる騒乱――。音言界の血筋である自分だからこそ出来る事があるはず！ウタイの血と決意に呼応するかのように音遺物が力を貸す！オウ魔街を蝕むデモンの力を得、再びオー牙となったヨルベ。器を守る楔として、いや、一人の男として…！ウシナを利用し、言霊界を滅ぼさんとするゲキゼンを討つ！たとえ己が命尽きようとも「器」をウルメを守り抜く！オウ魔街のために戦ってきた歴代「楔」の誇り高き意志を受け継ぐドラウマが、オウ魔街を脅かすゲキゼンを討つ！「器」の役割をまっとうしてオウ魔街を守る……、ドラウマが支えになってくれたから、その覚悟ができた。オウ魔街を食い物にするゲキゼンと真っ向から向き合う！オー牙の適正がなかった、何も持たざる男は、デモンと直接契約し、自らの心臓と引き替えにデモンの力を手に入れた。妹を守るため、この力でゲキゼンを倒す！オウ魔街に活気を取り戻すべく戦う、オー牙の戦士。いかなる苦境も持ち前の明るさで――もとい能天気さで笑い飛ばす彼女がいれば、オウ魔街にまた日は昇る！こんなに食べごたえありそうな連中が一同に介しているというのに、デモンが邪魔で戦えない。おい、横槍を入れてくれるな。そいつらは全部、俺の獲物だ！ドラウマには助けられた恩がある。その恩を返すためなら自分の命も惜しくない。デモン化していた時の忌まわしき記憶を蘇らせ、戦場と化したオウ魔街を駆ける。チャラついた容姿や立ち振舞とは裏腹に、内に秘めたる想いがあった。――あの娘が好きだ。本当はあの娘だけに振り向かれたい。あの娘の涙を拭うのは、僕でありたい。オウ魔街に顕現したデモン。この地を利用しようとするゲキゼンの配下となる。相手の心理を操って絶望の淵へ――奈落へと突き落とす。自らも堕落した身、共に奈落へ。オウ魔街に顕現したデモン。ゲキゼンに従う。水源の占有に異常な執着があるため、水源を持つ者は注意した方がよいだろう。水を求め襲い来るから。オウ魔街に顕現したデモンで、ゲキゼンの配下。いつも連れている小さな「カレ」との恋路を邪魔する者は容赦なく燃やし尽くす。かつて愛しき者を巻き込んだ炎で……オウ魔街に音遺物を集め共鳴させることで、デモンの棲まう地「デモニア」を顕現させ、言霊界を破壊せんと目論む。静寂なる異界の神の思想を実現するために……ゲキゼンが隠し持っていた音遺物と共鳴し、ウシナの時の記憶を振り払った邪歌姫は、破壊衝動の虜となる。ヨルベの声も、自分の本当の名前も彼女の心を動かさない。
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