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- 言体祭スタジアム編
- 蒸気街ナットヴィル編
- 言冬王国編
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無言大戦から暫くの後――音言界では「音遺物」と呼ばれる音言界の至宝が６つ失われていることが発覚。音言界を揺るがしかねない事態に、音遺物の守護を司る音聖神たちは危機感を募らせる。一方、咎人の脅威が過去のものとなりつつあった言霊界だったが、新たに謎の力の影響が各地のコトダマンに現れており、ユーキたちは違和感を抱いていた。
- 新たなる力・ユーキ(音遺物)
- 學は剣より強し・コテン
- 勇紡詩刃・ヨルベ
- 猛追の妹スケーター・ソルティミス
- 常勝の姉スケーター・ヴァテネ
- 破壊凶神・オオマガツ姫ン
- 武闘機人・デンジボクサー
- 弔い角・ソウサイ重リョウ
- 金貨大漁・ゲントウテキ
- 王弓・ボウイケイショウ
- 超C・エスプリェオタード
- 怪暴貴・ゼカイキロク
- 掟破り・モラルハザードク
- 血染帯・レンゲキュウショ
- 邪歌姫・ウシナ
言霊界に起こった新たな異変を調べるべく、ユーキ達の新たな冒険が幕を開けた。手にした音言界の古の秘宝――“音遺物”が、ユーキに新たな力を与える！古典を学ぶのです！現在は先人の知恵の賜物なのです！脳みそちゃんが重くなって逆立ちで歩くハメになっても学び続けるのです！でもピーマンは苦手…なのです…彼の実態は勇猛果敢な詩刃だった！酸いも甘いも詩に込めて、斬って紡いで想いを伝える。姿を消した幼馴染みを探していると言うが…。「ス言闘ボード」の花形姉妹の妹でゼカイキロクの元教え子。培ったバランス感覚が二刀流に活かされ、力強さと美しさで観客を魅了する。今こそ姉を超えてゆくとき！「ス言闘ボード」の花形姉妹の姉でゼカイキロクの元教え子。桁違いのスピードと、大剣の重さをものともしないパワーで、常に妹の一歩前をゆく。凶神の性なのか…。ひたむき可憐な彼女を巡り、惚れた腫れたと争って…、やがては師弟好敵達も関係壊れ粉微塵。知らぬは争い中心の、当の本人ばかり也…。戦う力を得た機械の身体は、彼女の内に潜む激しい闘争本能を剥き出させた。強敵を前にタガが外れた本能は、微塵の躊躇も無く、光速爆絶フックを撃ち込む！不慮の事故でライバルを亡くした、字言量挙げ選手。喪失感を乗り越えた今、この大会こそが彼にとっての葬祭だ。緊張感も気迫もないが、彼には優勝を狙う理由があった。それは、貧しい故郷のため。みんなの食い扶持稼ぐため――。厳冬の荒波を裂いた銛が、今回ばかりは空を裂く！〝言の矢〟界の絶対王者に才能と人柄を見込まれて、王直々の手解きと愛用の弓を授かった少年。空席となった王座も継承すべく、大会の優勝を目指す。笑顔を見せられる唯一の相手…最愛の妹を励ますために、彼女は大会への出場を決意。病気なんかに負けないで！戦律の力で現役復帰を果した。実力でもトップレベルだが、その力を確固たるものとするため、音遺物を手に入れんと全てを利用する！詩望遊戯の悪徳選手。倫理観がぶっ壊れており、勝つために相手に毒を盛り、自身にはドーピングを施して業界を追われた。だが、ゼカイキロクの力添えで現役復帰した。ゼカイキロク配下の書闘選手。真剣勝負の書闘の勝負で卑怯な不意打ちに遭い故障で引退。戦律の力で復帰した彼は、急所や怪我をしている箇所への連撃に躊躇が無くなった！流るる旋律は、邪悪なる調べ。紡がれる言の葉は、忌みなる呪禁。この世を怨み、破壊せんと願うその呪詛は、聴く者を暴走させる。 -
新たな音遺物を求めて工業都市ナットヴィルにやってきたユーキたち。無言大戦後の復興で活気づく街だが、一方で治安が悪化しているという話も……。戦律レーダーは街のシンボル「機械塔」に音遺物があることを示す。迷路のような塔に進入するため機械工房αカンパニーの協力でレーダーの改良を進めるが、すでに機械塔を中心に混乱の歯車は回り始めていた……
- 不揺の機腕・シノブ(音遺物)
- 次代の綺羅リーダー・バリトα
- 次代の綺羅ガール・カナノ
- 言霊界イチの技術者・イプクラα
- 敏腕牙暁・イグナイタッチ
- 喧嘩上等・ングレディース
- 日々成長・ゼンマイシンマイ
- 激走二輪・サーキットイ
- 解錠突破・アイカギーク
- 重歌呪の奇怪熊・ボウラボォ
- 街解体・レギュレーシ恨
- 轟炎刃・ホタキナー
- 超重量鼠・ロクセンカ鼠
同じ方向を向いて共に歩むコトだけが恋…？違う！自分の発明で皆を守る――その想いに揺るぎはない！自分の道を踏みしめ並ぶ、シノブの決意に音遺物が力を与えた！その気持ち……よくわかるぜ。技術ってのは常に好奇心を持って、勇猛果敢に挑戦するって事だよな！だがな、ボウラボォ！今のお前のやり方は間違っちまってるぜ！男の子ってどうして危なっかしいことが好きなおバカさんなの！朝まで遊ぶのがかっこいいと思ったり、機械塔に入り浸ったり。カナノちゃんが締めるところ締めないと！父は息子を認めているのさ！自分を超えてほしいと思っている！超えられる素質と技術を持っていると思っている！なぜならてめえの息子だからだ！このタイピングサックを発動しなきゃいけない危機が訪れたのね。事後メンテだとイプクラ社長が１週間拘束なのよ？だから絶対負けられない！会社経営的にも！ナットヴィルの不良を仕切るのはウチだ！ぽっと出がはしゃいでんじゃねぇ！街の騒乱を治めるべく、バリトαと休戦し、ボウラボォに立ち向かう！私が愛してやまないαカンパニーが――憧れのカナノさんが危機的な状況に！これは掃除なんてしてられない！新米だけど、私だってαカンパニーの一員なんだから！逃げ惑う人々の流れに逆らうように、一台のバイクが街を走る。途中でイグナイタッチを拾い、急発進。激しいタイヤ痕を残して向かう先は、混乱の元凶――機械塔。機械塔がボウラボォに占領された！管理人として黙っていられない！危険は承知、内心はビビりまくり。それでも特技の解錠技術を駆使し、機械塔へ潜入する！ウシナの邪歌で変貌。どんなに研究しても解けない大いなる謎であった機械塔を、破壊兵器だと結論づけ、その力を利用してナットヴィルの街を破壊しようとする！技術者を志してやって来たナットヴィルの街に馴染むことができず、技術者を辞めた挙句に逆恨み。機械塔の混乱に乗じて、強盗団と共に街の破壊を目論む。好機が巡ってきた。機械塔の混乱に乗じて略奪を行えば当分は、いや一生食い繋げるはずだ。邪魔者はどんな手を使ってでも排除する。笑みが止まらない。戦律により生まれながらの巨躯は「六千貫」の重さにまで膨れ上がった。肉体のみならず、その欲望も肥大化。ボウラボォの暴走に便乗して、ほしいままに盗みを働く。 -
３つめの音遺物を求めて言冬王国へとやってきたユーキ達。しかし、かつて言冬王国を我がものにしようと目論み追放されたデタイが勢力を拡大、王国への侵攻を狙っており、勇言隊が戦律の調査を進められる状況ではない。ユーキ達は、勇言隊として先に現地で別の任務を行っていたカレンとともに、言冬王国に援軍として加わる。デタイ軍の侵攻が始まり、王国は応戦状態となるが、敵兵の顔に邪歌姫と関係があると思われるアザが見つかる。
- 孤高ナル威圧・カレン(音遺物)
- 可憐に攻守姫・ソウガンカルー
- 護国曲・コオリンキョク
- 鬨の合唱・ウタ寒イエネコ
- 姫様のために生きる！・ウラヤマアラ
- 北の名柴・トウカクール
- 覚醒豪腕・オヒザモトウニー
- 戦意向上飯・ヨウジョウヒンヤ
- 春を待ちわびし・ンパニノラ
- 冷機の刺突・へ冷エストク
- 光拳・メリ拳マック
- 重ね飲み・ノもにゅ～んグスタ
- 虎蛇軍総帥・デタイ
頼りなくも見えたソウガンカルーの覚悟の突撃を見て、かつての無謀だった自分が思い出される。カレンの胸に湧き上がる想いに呼応するかのように音遺物が共鳴する。「国王にとって必要なのは力ではなく意志」記憶の中の父の言葉に勇気をもらった。命を賭して戦う臣下たちの想いを受け止め、姫は凜として戦場に立つ。攻めて攻めて攻めまくる！それが勝利への常道！…そう思っていたがしかし、ウタ寒イエネコにも一理ある。彼奴らを完膚無きまで成敗すべく、今は守りに徹しよう。慎重であることが必ずしも正解とは限らないと、彼に思い知らされた。悔しいけれど、やはり彼もこの国の頼れる守護者。考え改め、歌いましょう。士気高揚の合唱を！姫をかばって死ぬなら本望……そう思っていた。だが、強い意志でデタイに立ち向かう姫を見て、姫をかばって死ぬのではなく、姫を支えて生きることに心が震える。自分の夢を散々揶揄してきたンパニノラ――そんな彼女に戦場で助けられようやく気づいた。自身の成長ぶりに酔っていたことに…この忸怩たる思いは忘れない。「攻め込もうぞ、コオリンキョク。そして勝利の美酒を楽しもうぞ」――デタイ侵攻の報に、彼は盃を置き金棒を手に取る。王国のために立ち上がる戦士の眼差しは鋭い。彼女の養生飯は栄養をつけるにとどまらない。一時的に戦意をアップさせる特別レシピもあるのだ！両騎士団の戦意は胃袋の中から湧き上がる！？騎士団同士の内輪揉めがアホらしくやる気が出ずにいたが、ようやく聞こえて来たる合唱。やっと雪解けか。それじゃあ春を謳歌しに行こうか！デタイの命令とあらば事の善悪を顧みず冷徹に仕事をこなす、忠実なる衛士。己が身はただデタイのためにのみ存在する。彼にとっては戦いこそが全て。軍団の主義主張など眼中にない。戦いを求め、鈍く光る拳を強敵の脳裏に焼き付けるのみ。三度の飯より飲みと戦いが好きな女傑。戦士としての実力は申し分ないが、飲み代が足りずに軍団の皆から借金を繰り返しているのが玉に瑕。かつて、政局争いに負けて暴れたデタイが、国外退去を命じられたのが言冬王国だった。「厳凍」王国として恐怖の支配を敷くため、ウシナの邪歌でパワーアップした。
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